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愛はもっと可燃物

last update publish date: 2026-07-22 11:08:27

まあ、さすがに”一番高いの!”では、あまりに色気がなさすぎる。

史緒里とみやびはテーブルの上に並べられた宝飾品を一通りながめてみることにした。

祐市はその傍に座って、財力アピールに余念ない。

「選ぶなんてめんどくさいことしなくても、これ全部買えばいいじゃないか」

史緒里は飛び上がって喜ぶ。

「えっ、いいの?」

しかし、ミニマリストであるみやびには、財力による攻撃など無効だ。

「私はいりませんよ。アクセサリーとか捨てるときに面倒だもの」

「捨てる……? アクセサリーを?」

「アクセサリーだけじゃないです、ドレスとかバッグとか、生活に必要のないものは持たない主義なんです」

「パーティーとか、夜会の時はどうするんだ」

「ああ、レンタルで十分ですよ、靴やアクセサリーもきちんと揃いで貸してくれるし、便利ですよ。ちなみに今日のドレスもレンタルです」

祐市は不意に、みやびの部屋を思い出した。

古びた畳の上にちんまりと置かれた衣装ケースが一つ、他には何もないがらんどうの部屋。

そこにはなんの執着もこだわりもない。

まるでいつでも出て行けるように準備されたかのような部屋。

あの小さな衣装ケースすら、彼
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